定期券の払い戻しは面倒だからついつい先延ばしにしていませんか?
それ、大きく損をする可能性があります。
1日遅れるだけで1か月分の定期券代を失うことになりかねません。
この記事では、とある理由で定期券を払い戻しを考えている方の以下のようなお悩みにお答えします。
- 定期券の払い戻しって一日単位で出来るの?
→できません。ただし、使用開始日から7日以内は可能。 - 損をしないタイミングっていつ?
→1か月単位 - 区間変更と払い戻しは違うの?
→区間変更の方が、返金額が多くなることがあります。
定期券の払い戻しができるパターンは3パターン
通勤通学などで普段から電車を使う方は必ずと言っていいほど定期券を持っていると思います。その定期券ですが、1か月定期券、3か月定期券、6か月定期券の3パターンがあります。これらの3パターンがのちに説明する払い戻し金額の説明の際に関わってきます。
・有効期限が1か月以上残っている場合
例えば6/12~12/11の6か月定期券を買った場合、11/11までは上記の条件を満たします。
11/12になると上記の条件を満たさないので払い戻しされません。
また、7/12に払い戻しをした場合は、2か月使用したことになり、
払い戻し金額は
払戻額=6か月定期券代ー1か月定期券代×2ー手数料
例:6/12~12/11の6か月定期券を6/12~7/11まで使用した場合
払戻額=6か月定期券代ー1か月定期券代ー手数料
例:6/12~12/11の6か月定期券を6/12~9/11まで使用した場合
払戻額=6か月定期券代ー3か月定期券代ー手数料
例:6/12~12/11の6か月定期券を6/12~11/11まで使用した場合
ただし、この場合はおそらく返金0円となります。
払戻額=6か月定期券代ー(3か月定期券代+1か月定期券代×2)ー手数料
定期券代
・1か月:9,050円
・3か月:25,790円
・6か月:43,430円
の場合で計算してみます。
払戻額=6か月定期券代ー(3か月定期券代+1か月定期券代×2)ー手数料
=43,430-(25,790+9,050×2)-手数料
=-460ー手数料
払い戻しする意味がないです。
・使用開始日から7日以内の場合
この場合は1か月定期券も払い戻し対象となります。
6/12に定期券を購入した場合、払い戻し可能なのは6/17までとなります。
その場合の払い戻しは
払戻額=定期券代ー(往復普通運賃×使用日数)ー手数料
・区間変更の場合
正確に言うと区間変更ではなく、
一度払い戻しをしてから新たな区間の定期券を買う流れとなります。
また、払戻額の計算方法も変わってきます。
払戻額=定期券代ー(使用した旬数×10×定期券代の日割り運賃)-手数料
ここで新たに出てきた”旬数 じゅんすう”ですが、だいたい10日で1旬となります。
ひと月を3つに分けて、上旬、中旬、下旬とか言いますよね。
区間変更の場合は10日以上分残っていれば払戻額があることとなります。
それに、ただ単に払戻しをするより、区間変更のほうが払戻額が多くなります。
実際に計算してみます。以下の定期券金額にて計算します。
定期券代
・1か月:9,050円
・3か月:25,790円
・6か月:43,430円
6/12~12/11の6か月定期券を買い、10/11に払い戻しをした場合と区間変更をした場合の金額は
・払い戻しをした場合
払戻額=6か月定期券代ー(3か月定期券代+1か月定期券代)ー手数料
=43,430-(25,790+9,050)-手数料
=8,590-手数料
・区間変更をした場合
払戻額=定期券代ー(使用した旬数×10×定期券代の日割り運賃)-手数料
=43,430-(12×10×(43,430/180))-手数料
=14,470-手数料
区間変更の場合は定期券代の日割り運賃をもとに計算するので、上記のように金額が変わってきます。
ん?区間変更ではない方でも、一度区間変更をして7日以内に払い戻ししたら…
だって区間変更って実は一度払い戻して、新区間を新たに購入する流れですよね…
ってことは…
この先を言うのはやめておきます。
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