加湿器の効きが悪いなと感じたことはありませんか?
部屋の湿度計の数値が全然上がらなかったり、給水タンクの水の減りが悪かったり、様々な要因から効きの悪さを感じていませんか?
その原因はもしかするとフィルターにあるかもしれません。
加湿器
加湿器の加湿方式はスチーム式、気化式、超音波式の3種類があります。
加湿の効き目が悪くなる原因がフィルターにあるのは上記のうち、主に気化式の加湿器となります。というのも気化式の加湿方式にあります。
気化式加湿器のメカニズム
簡単に言うと気化式の加湿方式は、水を含んだフィルターに風を通過させることで水を気化させて室内を加湿します。
したがって、フィルターがしっかりと水を吸って蓄えていないといくら空気を通過させても部屋の湿度は上がりません。
加湿器の効きの悪さの原因はフィルターにある
まずは加湿フィルターが説明書通りに正しくセットされているかチェックしてください。
正しくセットしてあるのにも関わらず、加湿の効きが悪い場合はフィルターが水につかっていない箇所を触ってみてください。
本来ならばフィルターが水を吸い上げてフィルター全体が湿っているはずですが、水につかっていないフィルターの上部が乾燥している場合は何らかの理由で、うまく水を吸い上げることが出来ていないことが考えられます。
加湿フィルターが水を吸わない原因
加湿フィルターがうまく機能しない原因としては以下の2点が考えられます。
・フィルターの型崩れ
洗う際にこすり洗いやもみ洗いをやり過ぎた場合、型崩れしてしまいうまく吸水出来なくなります。
この場合はフィルターを新品に交換するしかありません。
・カルキ(次亜塩素酸カルシウム)汚れ
水道水の消毒に使用される薬品である次亜塩素酸カルシウムによるカルキ汚れによりフィルターの目が詰まり、水を吸い上げることが出来なくなっている可能性があります。
カルキ汚れを落とす方法
カルキ汚れを落とすには”クエン酸”です。
掃除の際に使用するものといえば重曹のイメージがありますが、クエン酸と重曹では酸性とアルカリ性で性質が全く異なります。カルキ汚れに効果があるのは酸性のクエン酸です。
準備するもの
・40℃のぬるま湯
・クエン酸 1Lあたり小さじ2杯(6.5g)
・掃除するフィルター
手順
クエン酸をお湯に溶かし、そこにフィルターを2時間程度つけ置きするだけです。
つけ置きが終わったら大量の水でしっかりと濯いでください。
すすぎが甘いとフィルターをセットして加湿をONした時に部屋全体が酸っぱい臭いになってしまうの注意してください。
クエン酸がない場合は穀物酢やホワイトビネガーなどの砂糖を含まない食用酢やレモン汁などでも代用できます。
クエン酸の効果
クエン酸を溶かしたお湯につけ置きするだけで、フィルターの性能が劇的に改善しました。
フィルター全体に吸水しなかったのが、つけ置き後はフィルター全体が湿るようになりました。部屋の湿度も25%までしか上がらなかったのに、40%程度まで行くようになりました。
また、給水タンクの減りも今までの2倍の速度で減るようになり、しっかりと加湿されていることがわかります。
まとめ
加湿器の効きが悪いと思ったら、それは加湿フィルターに原因があるかもしれません。原因として考えれるのがフィルターのカルキ汚れです。
カルキ汚れにはクエン酸が聞くので是非お試しを。
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