身の回りにある家電製品で毎日使用するものの1つに”ドライヤー”があります。
そのドライヤーには一体いくらの電気代がかかっているのか計算してみました。また、機能についても記載しています。
機能・特徴
最近のドライヤーにはいろいろな機能が備わっており、自分に合ったドライヤーはどれなのか迷ってしまいます。
そこで一般的なドライヤーの機能としてまず何かあるのか。その中から自分が重視する機能はどれか絞っていけば欲しいドライヤーは自ずと決まってくるはずです。
ヘアケア機能
マイナスイオンによって静電気の発生を抑え、髪を乾燥させながら潤いを与えることで髪が傷むことを防ぎます。また、マイナスイオンよりもさらに細かいナノイオンを発生させる機能もあります。ナノイオンはマイナスイオンに比べて約1000倍の水分量を持つといわれております。
髪だけでなく地肌をケアするスカルプケア機能を備えているモデルもあります。
ドライモードの温度が100~120℃であるのに対して、スカルプケア機能は約60℃なので熱で髪が傷むのを防ぎ、地肌が乾燥するのを防ぎます。
速乾性(風量)
髪の乾燥にかかる時間を決めるのが風量です。髪が長い方は乾燥時間が多くかかりますし、その間ずっと高温の熱風を吹き付けることで髪が傷みやすくなったりもします。
風量の単位は「㎥/分」で表します。
ドライヤーの風量は平均約1.5㎥/分で、少ないものでは0.9㎥/分、多いものでは2.4㎥/分です。
静音性
あくまでドライヤーなので音が全然気にならないなんてものはありません。
ただし、メーカーの努力で比較的音が静かなものはあります。
一般的なドライヤーの騒音は約70dB
例(わかりにくいですが…):直近でのセミの鳴き声、騒々しい事務所の中
低騒音ドライヤーの騒音は約55dB
例:静かな事務所の中、人の声で言うと小さな声
基本的には静音性は風量と表裏一体の関係になります。
静か=風量が少ない
騒がしい=風量が多い
サイズ・重さ・海外対応
旅行の際に持っていくために小型で軽量のものがあります。また、対応している電圧が100~240Vと幅広く全世界で対応できるモデルもあります。
電気代
電気代に関わってくる製品のスペック情報は消費電力「W」ですが、ドライヤーの消費電力は製品ごとに差はほとんどなく、ほぼすべてのモデルで1200Wです。ごく一部のモデルで1500Wのものがあります。
以下表にドライヤーの電気代をまとめてみました。
使用時間
・髪が短い方:3分
・髪が長い方:10分
1分単位での電気代も記載しておくので、それに自分の使用時間をかけて計算してみてください。
消費電力:1200W
1回あたりの使用時間 | 1回 | 1か月 | 1年 | |
電気代(円) 27円/kWh |
1分 | 0.54 | 16.2 | 194.4 |
3分 | 1.62 | 48.6 | 583.2 | |
10分 | 5.4 | 162 | 1944 |
ドライヤーは消費電力が1200Wと高いですが、使用時間がそれほど長くないため電気代は1回あたり10分使用しても年間の電気代は1944円です。
電気代を少しでも抑えたい方は風量が多いモデルを選んでみてはいかかでしょうか。
先にも述べた通り、風量に関係なくほとんどのモデルの消費電力は1200Wなので、電気代は単純に使用時間に比例してきます。なので風量が多いモデルで早く乾かせば使用時間を短くでき、電気代を安く抑えることが出来ます。
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