ふるさと納税の節約効果、2019年6月からの制度見直しによって返礼品の内容がいかに変わったのかについて紹介していきたいと思います。
ふるさと納税とは
自分が応援したい自治体に寄付ができる制度のことで、返礼品の還元率は3割以下です。
※2019年6月からの新制度により変更となりました。
自分の選んだ自治体に寄付を行うと、控除上限金額内の2,000円を超える部分について税金が控除されます。
つまり、控除上限金額が50,000円/年の方が5自治体にそれぞれ10,000円ずつの
計50,000円のふるさと納税を行った場合、来年の所得税と住民税または住民税のみが
50,000-2,000=48,000円
控除されます。ちょっと早めに支払ったってことですね。
金額のみに注目すれば、ふるさと納税をしなかった場合に比べて、
ふるさと納税した場合の負担は2,000円多いです。
ふるさと納税で納税金額が安くなると勘違いしている人もいらっしゃいますが、
そうではありません。ただ単に来年支払う税金を前もって払っているだけです。
しかも、既述のように税金の負担金額で考えると、普通に納税するよりも
ふるさと納税をした場合のほうが2,000円多くお金を支払うことになります。
ただ、その2,000円で例えば食品系の返礼品をもらった場合に、
どれだけの食費が浮くか考えたらかなり節約になります。
実際に昨年のふるさと納税で頂いた返礼品
・土佐文旦大玉 10kg
・さくらんぼ(佐藤錦か紅秀峰)1kg
・アールスメロン 2玉
・有田産小玉みかん10kg
食費が浮くとか言っときながら、貰ってるの全部贅沢品の果物ですね…
でもこれらのもの全てをたったの2,000円で買ってるようなものなんです。
さくらんぼは旬の時期である5月下旬から6月上旬になるとスーパーで
300円/100gくらいの値段で売られています。
そうなるとさくらんぼ1㎏だけで約3,000円くらいの価値があるので、
これだけですでに1,000円のお得です。
果物があるだけでコンビニでアイスを買ったり、甘いものを買ったりする必要が無くなるので、
さらなる節約効果があると思います。
ざっと調べると、上記に挙げた昨年の返礼品を実際にスーパーで購入した場合の金額は
12,000~15,000円くらいです。
果物があることで、買わなくなったジュースだとかアイスだとかデザートだとかを考えると
さらに2,000円くらいの節約になっていそうですね。(笑)
(これらのふるさと納税にかけた金額)-2,000
は来年の6月~再来年の5月の住民税から引かれます。
返礼品にはお肉や野菜など多種多様なものがあります。
納税額10,000円で豚肉1.5㎏とかたくさんあります。
控除上限額は年収や扶養家族の有無などによって変わってきます。
収入が多ければ多いほど控除上限金額は増えていきます。
控除上限金額が多いということはたくさんふるさと納税できるということですね。
控除上限金額内だと自己負担額は2,000円固定なので、収入が方ほど
ふるさと納税による効果は大きくなります。
2019年6月に行われた制度一新の影響
制度一新によって一番影響がある点は
返礼品の納税額に対する還元率が上限30%までと決められたことです。
※競争の激化による自治体側の負担を考慮したため
納税者側としては少し残念ですが、しょうがないことなんでしょうね。
制度一新によってどれくらい変わったかというと
全く同じ返礼品内容で、変更前は10,000円だったものが変更後は15,000円に
なっています。他の返礼品も平均して1.5倍の値上がりです。
そう考えると、制度変更前は自治体側はかなりの高還元率の返礼品を
準備していたってことですね。
それでも、節税効果は絶大なのでふるさと納税をしない手はないですね。
確定申告またはワンストップ特例制度の申し込みはお忘れなく。
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