食洗器は一体どれくらいの節約になるのか計算してみました。
Panasonicのホームページに書いてある条件をベースに、食洗器の乾燥機能を省いた場合や手洗いの場合の実際の水道使用量を測定して、自分なりに計算してみました。
PanasonicのHPによると
PanasonicのHPによると
条件
食器点数40点・小物20点、水温20℃、食器洗い機専用洗剤5g(1箱600g入り380円(税込))、使用水量11L食洗器:NP-TZ200(「汚れレベル3」でエコナビ運転OFFの場合)
1回あたり26.8円
1日に2回使用した場合、1年間で19,600円手洗いの場合
10Lのお湯(約40℃)でつけ置きした後、洗剤を9.6mL使用(1本315mL入り181円(税込))して洗い、毎分6Lで食器1点当たり13.5秒、小物1点当たり5.5秒流し湯ですすいだとき、使用水量は約75L。(日本電機工業会自主基準 標準汚染時)
1回あたり52.6円
1日に2回使用した場合、1年間で38,300円下記条件にて計算
電気代27円/kWh、ガス代166円/m^3、水道代132円/m^3、下水道代120円/m^3食洗器と手洗いの場合の1年間の差は
38,300-19,600=18,700円
参照元:https://panasonic.jp/dish/product/tz_th_ta/eco.html
これをベースにもう少し考えています。
食洗器の「汚れレベル3」でエコナビ運転OFFの場合の作業内容
洗い工程:約18分~23分
すすぎ工程:約31分(3回)
乾燥工程:約30分
合計:約79分~84分
この中から節約できるとしたら乾燥工程の30分です。
乾燥工程は上記工程の中で最も電気代がかかる工程で、洗浄工程の10倍近いお金がかかっています。
乾燥工程にかかる電気代
1100W÷1000×0.5(時間)×27円=14.85円
1回あたり11.95円
1日に2回使用した場合、1年間で8,800円
つまり、乾燥工程を省くだけで食洗器1回あたりの使用量の50%以上も節約になるのです。
では、乾燥工程を省くことで食器の乾燥はどうなってしまうのかと思われる方もいると思います。
ここは個人の判断にお任せしますが、
食洗器の場合は50℃~60℃という高温で洗浄を行うことで、食器がその温度まで温まります。
すすぎ工程まで終えてから、食洗器の扉を開放すると60℃付近まで温まった食器についている水滴は気化熱でどんどん蒸発していき、普段の手洗いで乾燥させるよりもはるかに早く乾燥します。
この点を考えると節約の為に乾燥工程を省くのもありだなと思います。
しかも手洗いの場合との年間差額が
38,300-8,800=29,500円
3年もあれば本体代がペイ出来ちゃいますね!嬉
手洗いしないといけない場合、またはしたほうがいい場合
・漆器類:表面が柔らかく、高温に弱い
・金食器、銀食器:金モールがあしらわれたコーヒーカップやティーカップ
・プラなどの軽い食器:水圧で庫内で暴れます
・洗う量が少ないとき
→食器量が少ないと、手洗いの方が安くなります。
その場合は、朝~晩までため込んでまとめ洗いをするとか
実際に手洗いの場合の水道使用量を測定
まずはタイマーを回しながら実際に洗い物をして、1回の洗い物にかかった時間を測定
ペットボトルか牛乳パックを用意して、その容器が一杯になるまでの時間を測定
私が実際に測定した結果は
1回の洗い物にかかった時間は4分37秒(277秒)
1Lの牛乳パックが一杯になるまでかかった時間は10.5秒
277秒÷10.5秒×1L=26.4(L)
ガス代も安くなりますが水道代のみを考慮します。
上記の場合
1回あたり40.4円
1日に2回行った場合、1年間で29,500円
食洗器の場合
朝~晩までの食器をため込んで、1日1回食洗器を使う場合
朝、昼合わせて:食器:8点 小物:2点(箸、スプーンなど)
晩:食器:8点 小物:4点(箸、スプーンなど)
箸、スプーンなどは数に限りがあるので朝、昼その都度洗うものとする
その際の手洗い時間は1分30秒、水道使用量は1L/10.5秒
食器は食洗器でまとめ洗いするのでつけ置きしておく用の桶に10Lの水を貯める
1日の水道使用量は
90秒×2回÷10.5秒×1L+10L=27.2L
したがって、1日(朝、昼)あたり41.5円
ん?これなら乾燥工程を省いた場合の食洗器を使ったほうがお得じゃないですか!!
既述したように乾燥工程を省いた場合の1回あたりの使用量は11.95円なので、
朝、昼の食器数がどれだけ少なくても食洗器を使ったほうがお得ですね。
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